ユトリとサトリのあいだ

大学生だったり時々、虫を食べたり

マクドナルドに学ぶダイエットの神経科学

マクドナルドのハンバーガーから人類の本能に迫ることすらできる。

 

 

いつのまにか僕はマックにいた

先日、携帯電話契約の継続に伴ってdポイント3000Pがdocomoから付与された。

最初は映画でも観るかと思っていた。そうだな今だったら「海獣の子」だろうか。サウンドトラックが素晴らしいと聞いている。

 

そして事件は起こったのだ。

 

mac-burger

dポイントの成れの果て


あろうことか机にはマクポのバリューセットとチキンナゲットが置かれていた。

二本見れるはずだったもう映画は一本しか見れない。

ここはマクドナルド。現代の魔境である。

 

正の強化

www.ted.com

「人間の習慣は最も基礎的な神経システムに支配されている。」

TED speakerであり精神科医のジャドソン・ブルワーは語る。

その最も基礎的な神経システムは「正の強化」と呼ばれるシステムだ。

 
脳には報酬系という記憶学習のための経絡がある。報酬系は刺激→行動→報酬という経路によって私たちの体をコントロールする。ここに正のフィードバックがあるとき、その経路を正の強化という。

 


先ほどのマクドナルドの例を取ると

  1. ハンバーガーによるエネルギー摂取(刺激)
  2. 脳がそれを感知(行動)
  3. おいしいうれしい(報酬)
  4. もう一回(①へ) 

 
この「もう一回」こそが映画よりもマクドナルドをいつのまにか選んでしまった理由である。

これ以前に僕が行っていたマクドナルドでハンバーガーを食べること(行動)エネルギー摂取という正の強化(報酬)が与えられることを脳は覚えていたのだ。

 


これが正の強化だ。進化の歴史の中で脈々と受け継がれてきた生存のためのシステムは、普段意識に上ることはない。しかし私たちホモ・サピエンスの中にも本能は確かに存在するのである。

 

正の強化は生活の中の至る所に存在すると考えられている。

 

コーヒーを飲んだり、ハンバーガーを食べたりなど些細なことですらも報酬系支配下にある。自らにメリットのある行動は繰り返すことで生存確率が高まるからだ。自然選択によって保存された合理的なシステムである。

生きるために食べる。気持ち良いから運動する。

正の強化は人間の本能の一種だ。

 

people who eating a bowl of rice

おいしいご飯

 

しかし現代社会では正の強化は時に、病すら引き起こす。

タバコに含まれるニコチンは脳に作用することで報酬系を作動させドーパミンを放出させる。それを脳が覚えてしまう。ニコチン中毒は正の強化によって引き起こされる病気だ。ついついストレスが溜まるとクッキーを食べすぎたり、ヤケ酒をしてしまう。

これらも例に漏れず正の強化の賜物である。

僕がハンバーガーをついつい食べ過ぎてブクブクと太っていくのも本能によるものだ。

 

もしお前が人間なら

それでは人間はハンバーガーを食べたいという欲求には勝てないのだろうか。

勝てる。現代の神経科学はこう答える。

brain

OpenClipart-VectorsによるPixabayからの画像

脳の中には前頭前野と呼ばれる部位がある。

前頭前野はヒトをヒトたらしめ,思考や創造性を担う脳の最高中枢であると考えられている。老化に伴って最も早く機能低下が起こる部位の一つでもある。この脳部位はワーキングメモリー、反応抑制、行動の切り替え、プラニング、推論などの認知・実行機能を担っている。また、高次な情動・動機づけ機能とそれに基づく意思決定過程も担っている。さらに社会的行動、葛藤の解決や報酬に基づく選択など、多様な機能に関係している。(脳科学辞典より抜粋)

前頭前野は認知による行動の制御を行う。人間は自らの行動を認識することで悪い習慣を抜け出すことができるのだ。

 

ハンバーガーを食べたいという欲求があったとしよう。

 

  1. ハンバーガーというの食べ過ぎは体に毒であるということを認知する。
  2. それを通して食べるという行為を制御する。

 

これこそが前頭前野による認知的制御である。

 

しかし簡単には人間はダイエットをすることができない。なぜか。

それは前頭前野が強いストレスを受けたときにその機能を著しく低下させる脳部位だからだ。これは人間の野生性が関係している。自然界において、ストレスというのは命を脅かしうる。絶体絶命のときにダイエットは意味をなさない。必要なのはカロリーだ。

 

正の強化は本能に根ざしたものであり、前頭前野による認知的制御は理性に根ざしたものである。本能は人間にも存在する。人間が動物である限りその支配からは逃げることはできない。

 

おわりに

人間は簡単にはダイエットできない。

これは真実だ。現に世界中で何千何万もの人がダイエットに失敗してきた。

しかしダイエットに失敗するメカニズムが神経科学に隠されていることを知っていれば、ヒトは対策を打つことができる。

 

例えばプロテインを飲むとか。

ダイエットするならプロテインを飲め話はそれからだ【おすすめプロテイン・飲み方】 - 痩せない豚は幻想を捨てろ。

 

テキーラ村上がいうダイエット法は神経科学の面から見れば非常に効率的なダイエット法だ。だってお腹が減らないから。

実際に僕もこのダイエット法に挑戦して6キロ減に成功している。

プロテインウマー。

 

一番うまかったプロテイン

 

 

ベッドでダラダラすんのも悪い習慣

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